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飼い主の方へ

私を選んでくれたあなたに伝えたいことがあります
あなたに一生を預ける私の気持ち・・・

 

ワンちゃんの五戒(飼い主さんの誤解)

僕たちホントは30年は生きられるんだよ、でもね大好きな人間さんたちが僕たちが生まれて間もなく僕たちの身体に薬を入れるんだ、そのあともいろんな薬を打たれたり飲まされたり、だから身体の機能が弱ってしまってせいぜい15年くらいしか生きれないんだよ。ホントはもっと長く大好きなパパとママと一緒にいたいんだけどね。

 

もしパパとママがお友達と一緒にカフェに行きたいなら僕たちは薬を打たなきゃいけないんだって、ちょっと具合い悪くなるけど僕たちは我慢するよ、だって大好きなパパとママと一緒に行けるしパパとママが楽しそうだから。でももし具合い悪くて耐えられなくてサヨナラしたらゴメンね。

 

冬が終わると僕たちは不安なんだ、なぜなら国の義務で注射を撃たれるから、それで毎年大勢の友だちがサヨナラしていくんだよ。

 

春から夏にかけても月に1回病院に連れて行かれたり背中に薬つけられたりご飯の中に美味しい味のついたお薬を入れられるんだ、食べないとパパとママから叱られるから食べるよ、パパとママを心配させたくないからなるべく我慢してるけど死にそうなくらい具合い悪くなるんだ。サヨナラした友達もいっぱいいるよ、でもパパとママがそうしたいなら僕たちは我慢するよ。

 

パパとママからもらうご飯とご褒美やオヤツ、綺麗な色がついて美味しそうなにおいがするけど身体には良くないんだ、でもパパとママの喜んでる顔が見たいから食べるよ、ホントは大好きなパパとママといつまでも一緒に居たいから自然な身体に良いものを食べたいけどお金もかかるし、喋れないからパパとママが選んでくれたものを喜んで食べるよ・・・

 

だから


私の一生は10年から15年くらいです
ほんの少しの時間でも大好きなあなたから離れることは苦痛なのです
私と暮らす前にこのことを考えてください


あなたが私に望んでいることを私が理解するまで少し時間をください


私を信頼してください
それだけで私は生涯幸せです


もし私が間違っても
長い時間怒ったり罰として閉じ込めたりしないでください


あなたにはあなたの生活があり楽しみがあります
そして友達もいるでしょう
でも・・・
私にはあなたしかいないのです


ときどき私に話しかけてください
言葉はわからなくても
私に話しかけてくれる時のあなたの気持ちは通じています


あなたが私にどんなふうに接してくれたか私は決して忘れません


私を叩く時は思い出してください
私にはあなたの手の骨を砕くほどの丈夫な歯があります
でも決して私はあなたを噛まないと心に誓っていることを


もし私がわがままで意地っ張りになっていたら叱る前に考えてください
何か私を悩ましていることはないですか
もしかしたら
食事がきちんともらえてなかったかもしれないし
炎天下のなか長時間ほったらかしにされたり
年をとって体が弱っているのかもしれません


私が年老いても世話をしてください
あなたも同じように年をとっていくのです


私の最期の旅立ちの時どうかそばにいてください
見ているのが耐えられないとか
私の見てないところで逝かせてあげてとは決して言わないでほしいのです
あなたが一緒にいてくれたら
どんなことでも安心して受け入れられます


そして・・・
どうか忘れないでください
私はあなたに会えて最高に幸せだったことを

どうか飼い主の皆様
この気持ちを忘れずに同じ生命を持って生まれてきた
家族の一員であるワンちゃん達に
たっぷりの愛情で接してあげてください

わんダ~らんはこれからもワンちゃん達に
少しずつでも快適な環境を創造しつつ
地域社会の発展に貢献していきたいと思っております