なぜ天候が変わると体調に変化がおこるのか?気象病とは?そのメカニズム

近年「気象病」という学説が取り上げられるようになっています。

空気には重さと圧力があり、空気には1平方メートルあたり約1.29gの重さがあります。地表の空気には、およそ1013ヘクトパスカルの圧力があり、これが1気圧となります。私達は日常で空気の重さ・気圧を感じることはほとんどありませんが、常に約14~16トンの空気の圧力がかかっているのだそうです。私達は体の内側からも同じ圧力で空気を押し返すことによって潰されないようにしていると考えられています。

 

天気が変わるときには気圧が変化します。その際に常に体の外側の圧力の変化を体の内側から押し返す圧力で調整しています。この調整がスムーズにいかなくなると不調の原因になるといわれているのです。同じように、気温や湿度が変化すれば、その変化に体を順応させる必要も生じます。こうした天気や天候の変化に対して順応する機能がスムーズに働かなくなる場合に起こる症状を気象病と位置付けています。