フィラリア
フィラリア(犬糸状虫)
フィラリアの別名は、犬糸状虫と言って、蚊が媒介する(蚊にうつされる)
寄生虫です。
感染すると、心臓(肺動脈)に成虫は寄生して、心臓病、肝臓病、腎臓病など、
いろんな病気を引き起こす、とても恐い感染症なんです。
蚊を媒介しないで感染する事はありえず、蚊の吸血によってのみミクロフィラリアが
血中に侵入し、成虫は右心室に存在し、心臓の左右短絡奇形が存在する場合は、
末梢の動脈へ移行することもあるのです。
感染すると
感染当初は症状がない場合が多く、年月の経過と共に、息が荒くなり、
咳をしたり、動きたがらなくなったり、腹水でお腹が膨らんできたり、
ついには失神するといった症状が出ます。
さらに肺高血圧症にかかった場合は他の臓器の機能不全を招き、
急性の大動脈症候群にかかった場合は循環不全に陥り、血尿、
呼吸困難といった症状が起こります。
なるべく薬を使いたくないという方へ
ご存じでしょうが、殺虫剤(毒)を体内に入れるわけですから身体には
かなりの負担がかかります。
普段からハーブ等を食事に入れて虫にとって居心地の悪い・虫が嫌がる
身体を作りノミ・ダニ・蚊などから大事な家族を守りましょう。
また春から秋の虫が活発になる時期だけいつも食べているフードや
ご飯を特別なフードやご飯に変える方法もあります。
山や川へ遊びに行く時や散歩に行く時には天然成分(ハーブ)の
虫よけ剤等も併用しましょう。
必要以上に藪や草むらの中に入らないように管理することも大事です。
もしもフィラリア症になっても治癒率98,6%という治療薬があります。
ただし薬ですからリスクもあります!
副作用による死亡例も農水省に報告されている治療薬もあります。
たいていの獣医さんはこの治療薬よりも予防薬を売ったほうが
儲かりますのでお薦めされないはずです。
いづれにしても劇薬です!身体に良いはずがないんです!
私の親戚の臨床検査技師をしていたオバサンがよく言ってました。
「皆、薬の怖さを知らないんだよ、副作用のない薬なんてないよ・・・」
大事な家族を守れるのは飼い主さんだけです!
普段から虫の寄り付かない身体にしておくのが負担もなく安全ってことですね!